マンション管理士の選び方⑤ ~見当違いのマンション管理士に相談して困らないために大切なこと~

これまで4回に渡ってお書きしてきた”マンション管理士の選び方”ですが、今回をもっていったん完結とさせていただきます。
(今後業務を重ねて、もっとお伝えしたいことができた時には追加更新していきます)

いろいろなところに話が寄り道してきてしまったので、最後となる今回をこれまでの記事の要点をまとめておく回としたいと思います。

※前回まで
マンション管理士の選び方① ~管理を誰かに頼みたくなった時のファーストステップとは~
マンション管理士の選び方② ~どうしてマンション管理士に頼めばいいと言われているの?~
マンション管理士の選び方③ ~これで依頼者も安心?マンション管理士賠償責任保険~
マンション管理士の選び方④ ~日管連と管理組合損害補償給付金制度~

結局は、”どんなマンション管理士に相談したいか”ということ

まず、今回のシリーズをお書きするきっかけとなったのは、下記のような質問を頂戴したことでした。

Q:
「輪番制で理事を交代する決まりになっている管理組合の者です。
 昔は輪番制でも、数名は積極的に理事や幹事などの役員をやってくれる方がいたのですが、それは残念ながら過去の話となってしまいました。
 今や、”極力何もやりたくない”という方が大半で、正直なところ自分もそのうちの一人です…。
 役員などはマンション管理士に頼むと良いと聞くが、何をどうしたらいいのか、頼むとどうなるのか、まったくわかりません。」(第一回記事より)

この疑問に対し、簡潔に言うならば、

  1. まず、”マンション管理士に何をどこまで頼みたいのか”について考える(予算と相談しながら考えることが大切です)
  2. 得意とするのが設備面なのか、法律面なのか、自分が頼みたいマンション管理士像に目星をつける
  3. 賠償責任保険による保証など、安心してマンション管理士に依頼できるかどうかにも要注目

ということになるのだと私は今のところ考えています。


管理組合や自分自身が今どんなことで困っているのか。

まずはそのことについて整理していただくだけでも結構だと思います。

たとえば、

・管理組合の理事長や役員になってもらいたい(第三者管理)
・長期修繕計画や修繕積立金の運用について不審な点がある
・設備の改修や増設などで専門的な意見が欲しい
・規約の改正について悩んでいる
・区分所有者間のトラブルについて悩んでいるのでアドバイスが欲しい

などですね。

そうすれば、実際にマンション管理士を探すとなったとき、ホームページに掲載されている実績などを参考にしやすくなりますし、
実際にメールや電話で問い合わせる時にも、相談する方針が見えているならば話がスムーズに進むはずです。

また、依頼の際には、安心して依頼できるマンション管理士かどうか、ということについてしっかりと見定めなければなりません。

そう言われても。すぐにはわからない…というお気持ちは当然だと思います。

そんなとき、日管連のマンション管理士賠償責任保険や、管理組合損害補償給付金制度を利用できる認定マンション管理士であるというような目安があれば、判断材料が増えることで安心感も高まることでしょう。

つまりは、上記の3点を総合して、

どんなマンション管理士に相談したいか

ということが、マンション管理士の選び方において重要なポイントになると私は考えています。

マンション管理士はあくまで個人で行うものですから、その能力や得意分野に差があることはもちろん、性格や趣味嗜好も千差万別です。

もしかすると長いお付き合いになるかもしれないマンション管理士ですし、人間性が合わない管理士とはなかなかうまく関係を築くこともできません。
電話やメールで問い合わせたり、実際に会って顔を突き合わせながらコミュニケーションを取らないとわからないこともたくさんあります。

そうは言っても実際に問い合わせてみる最初の一歩はなかなか踏み出しづらいことだとは思います。

ですが、マンション管理士という存在はまだまだ発展途上。

管理組合や区分所有者の皆様からのご相談により、マンション管理士の能力や地位が向上するといっても過言ではありません。

特に私は今、メール相談などで料金を取るほどの業務展開はしておりません。

どんどんとご質問・ご相談などを頂戴して、私も含め、全国のマンション管理士をを成長させていただければ幸いです。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

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